円安の流れが止まらず二十数年ぶりの水準となっています。
円安は物価高を助長し、私たち国民の生活にも大きな影響を及ぼしています。
短期的には、日本の金利が欧米に比して低いことが円売りの要因になっているので、日銀が利上げに踏み切れば円安は緩和されます。
ただ、景気を冷え込ませたり、国債の利払いが増えて財政が一層悪化したりと、副作用があるため簡単な話ではないようです。
一方、長期的には、通貨の強さはその国の国力を表すとも言われていることから、円安は日本の国力低下の表れと見ることができます。
円安誘導による輸出経済に安住し、価格以外の競争力を疎かにしてきた面は否定できません。
このまま日本が衰退していくことを前提にしていいのでしょうか。
いや、いいはずはありません。
日本は、まだまだ、大きな潜在力を秘めていると確信します。
今こそ、J.F.ケネディ大統領の次の言葉を思い出す時ではないでしょうか。
「国があなたのために何がなせるのかを尋ねるのではなく、あなたが国のために何がなせるのかを問いたまえ。」
「わが友である世界の市民諸君、我が国があなた方のために何ができるかを尋ねるのではなく、人類の自由のためにともに何がなせるかを問いたまえ。」