日本を軍事的な敵性国家と認識する国が、中国と北朝鮮の他に、ウクライナ問題以降、ロシアが加わり3か国になってしまいました。
また、韓国は、日本と同じ民主国家でありながら、残念ながら反日的な国家でもあります。
つまり、日本の周囲は、台湾を除けば敵だらけというような状況です。
周囲を敵に囲まれた国が真の自由と平和を維持することは極めて困難です。
しかし、今回の参院選では、既成の9政党は、口をそろえて防衛力の増強や平和に貢献する旨を訴えているものの、現状を打破するための外交姿勢の転換について具体的な方針に主張が及んでいないようです。
この状況に鑑みれば、今こそ日本は独自外交を打ち出すべきではないでしょうか。
具体的には、ロシアを敵対的な国家から親日的な国に促し、対中国で共闘できるようにする必要があると考えます。
経済力や軍事力を考えれば、ロシアよりも中国と結ぶべきとも声もありますが、国内の状況や外交姿勢を見れば、中国の方がロシアよりも悪質であることは明らかです。
ウクライナではロシアが非道に映りますが、中国はその非道さが統制により映し出されないだけなのです。
ですから、安易に中国と結ぶことは、我が国の自由・民主・信仰といった大切な価値観が損なわれる可能性が高いと言わざるを得ません。
共に大国である中国とロシアを同時に敵に回せば、例え日米同盟があったとしても、日本は極めて不利となります。
日本は手始めとして、中立的な立場となってロシアとウクライナの仲介に尽力すべきではないでしょうか。
今回の参院戦では、こうした現状認識に立ったプラグマティックな外交政策を打ち出す新たな政治勢力である幸福実現党に期待したいと思います。