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2022/06/23【お金は本当に困っている人に留めるべき】

 参院選が公示されました。

 選挙になると、与野党を問わず公約として、いわゆる「バラマキ」を打ち出すのをよく目にします。

「○○を対象に一律○○円を支給」、「○○の無償化」、「○○する人に○○円を補助」などと言った言葉が躍ります。

 確かに有権者としては、国がお金をくれたり、タダにしてくれたりすれば、嬉しいのは事実であり、より多く分配してくれる政党を支持したくなる有権者もいるかもしれません。

 そうしたバラマキ政策を積み重ねることで、歴代の政権は、その座を維持したり、奪い取ったりしてきた側面があります。

 その結果として、我が国の財政赤字は1,200兆円にまで膨れ上がったと言えます。

 
 しかし、バラマキは一見ありがたく思えますが、最終的にそのツケを払わなければならないのは、私たち有権者であるということを忘れてはなりません。

 実際、政府は財政赤字を「国民の借金」と呼んでいますし、富裕層のみ課税強化しても限界があるのも事実です。

 
 「真っ当な政治」と言う言葉がありますが、バラマキ政策は真っ当な政治ではありません。

 お金は本当に困っている人に留めることが筋であり、そうでない人にお金を配ることは、合法的な選挙買収と言われても仕方がないのではないでしょうか。

 ですから、今、政治が行うべきは、「勤勉の精神」に基づいて国を発展させることであり、バラマキでは勤勉な精神は育たちません。

 これこそが正論であり、誰かが言わなければ我が国は衰退していくのではないでしょうか。