5月
10

2022/05/10【日本が消滅するリスクは他にもある】

 イーロン・マスク氏が「日本はいずれ消滅する」とSNSに投稿しました。

 これは、日本の人口減少が進んでいることを受けてのことですが、世界的に話題の人物の投稿だけに、日本では少なからず衝撃をもって受け取られたようです。
 

 しかし、冷静に考えれば、人口減少は先進国の多くで課題となっており、近年の日本の減少幅が比較的大きいにせよ、日本特有の問題ではありません。
 

 
 ただ、「日本はいずれ消滅する」という言葉は、少し謙虚に受け止めなければならない部分もあるのではないでしょうか。

 
 なぜならば、日本の将来にとって、人口問題以上に憂慮すべき問題があるからです。

 その一つが他国からの武力行使の危険性が高まっていることです。
 

 ウクライナ問題では、岸田首相が反ロシアの立場を鮮明にしたため、日本はロシア軍の存在を現実的な脅威として認識せざるを得なくなっています。

 ロシア軍の侵攻能力に疑問符が付いているものの、世界最大の核兵器大国であることを忘れてはなりません。
 

 また、北朝鮮は、今年に入って弾道ミサイルの発射を繰り返しています。

 北朝鮮は既に実質的な核兵器保有国ですから、私たちは、北朝鮮が日本攻撃に核兵器を使用する能力があるという現実を真剣に捉えねばなりません。
 

 更に、中国は軍事的な覇権拡大を推し進めており、台湾だけでなく日本への武力行使を行う意思と能力があることを示しています。

 ウイグルや香港などを見れば、「自由・民主・信仰」に対する世界の最大の脅威が中国共産党政権であることは明らかです。
 

 こうしてみると、日本人の多くが持っているであろう「いつものような平和な日々は今後も続いていく」という漠然としたイメージは、何の保証もないことが分かります。

 

 それは、頻発する地震に見られるように大災害のリスクについても然りです。
 

 このままでは、政権のかじ取り如何により、日本存亡の危機を意識せずにはいられません。

 しかし、こうした危機感を認識している既成政党はありません。

 唯一、幸福実現党だけが、2009年の立党以来、一貫して訴えています。