冬の北京オリンピックの開会式で、中国国内の民族が登場するシーンで、朝鮮族の代表が韓服(チマチョゴリ)とみられる衣装を着ていました。
これに対し、韓国では、「韓服は韓国または朝鮮のものであるから、開会式での演出は、中国による韓国への文化の侵略や略奪である」として批判が高まりました。
第三国の人から見れば、中国国内の朝鮮族が伝統衣装である韓服を着てもおかしくはないように思えるので、韓国の批判は行き過ぎのようにも感じますが、しかし、中国による文化侵略はあり得る話です。
例えば、日本文化の源流は中国発祥であるという言説です。
中国は、事ある毎にこうした言説を用いて、「日本を始めとした中国の周辺国は中国の文化圏である」として、「だから中国は周辺国を支配する権利がある」という印象操作を仕掛けているようにも感じます。
確かに、日本文化の中には中国文化の影響を色濃く受けたものもあります。
しかし、最近の研究では、例えば日本文化の最たるものである日本語は、中国語とは異なるルーツも持つことが明らかになっていますし、日本の稲作も大陸から伝わったのではなく、逆に日本から大陸側に伝わったとの説もあります。
また、「ホツマツタヱ」など古代文書によれば、歴代の天皇は遥か昔まで遡ることができるので、中華文明より長い歴史を持つことになります。
更に、幸福の科学の霊査によれば、日本文化の発祥は3万年前の「天御祖神」まで遡ることが明らかになっています。
こうした歴史の真実は、今後の研究により明らかになると思いますが、少なくとも「日本文化の源流は中国発祥である」というのは仮説の一つに過ぎないので、私たち日本人は、文化の歴史で中国に対し卑屈になることは無く、もっと自信を持つべきではないでしょうか。
ですから、日本文化の中国発祥説により、日本は中国に支配されても仕方がないなどという印象操作には気を付ける必要があります。
【参考】:映画「愛国女子-紅武士道」、2月18日全国劇場で公開。https://hs-movies.jp/aikoku/