オミクロン株による感染が急速に拡大しています。
オミクロン株は、デルタ株などに比べると軽症にとどまると言われ、巷では季節性のインフルエンザに近いなどと楽観論がささやかれています。
一方、当局は楽観論を厳しく戒めています。
なぜならば、例え軽症であっても感染が爆発的に増えれば、それに伴って中等症や重症の患者が増えて医療資源を圧迫する可能性があるとのことです。
その上で、引き続き感染対策に留意するとともに、機会があれば3回目のワクチン接種を強く勧めています。
しかし、当局はワクチン接種が感染を完全に予防するものではないことを認めています。
実際、ワクチンの4回目接種が進むイスラエルでさえ、ワクチンによる感染予防効果は不十分との情報があります(※)。
加えて、ワクチン接種により、感染しても無症状、或いはほとんど症状の現れない患者が増えており、そうした人が感染を増大させているとの指摘もあります。
ですから、もはやワクチン接種は、感染予防というよりは、重症化予防の意味合いが強いものとなっています。
更に、重症化の指標の一つとされる超過死亡の概念を踏まえれば、オミクロン株による死亡率は、インフルエンザと大差ないことが分かってきているので、オミクロン株に対するワクチン接種は、従来のインフルエンザワクチンと同様の位置づけに考えているようにも見えます。
以上のことから、このまま同調圧力の強いワクチン接種頼みのコロナ対策を進めていいのかどうか疑問が残ります。
やはり、今まで世界が怠ってきた新型コロナウィルスの起源調査を、徹底的に行うことが根本的な解決につながる第一歩であると考えます。
※:https://www.cnn.co.jp/fringe/35182228.html