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2021/11/25【行き過ぎたCO2排出抑制は人間の生存そのものを否定しかねない】

 世界的な温暖化対策の熱狂の中、二酸化炭素(CO2)を排出することが罪悪であるかのようになっています。
 

 CO2を大量に排出する化石燃料を使用した発電所や飛行機、それに大排気量のガソリン車などは、特に標的になっているようです。
 

 先にイギリスで開かれたCOP26でも、会場周辺に駐車してあった大型SUV車のタイヤの空気圧が抜かれるという事件が多発し、地元の警察が捜査に乗り出しています(※)。

 少しでもCO2を排出させたくないという趣旨の環境活動家による嫌がらせと見られています。
 

 ここで、大型SUV車の実際のCO2排出量を計算してみると、平均的な年間走行距離1万kmだと年間約3トンを排出することになります。

 ちなみに、小型のハイブリッド車では、同じく約0.7トンとなります。
 

 一方、平均的な人間が呼吸により一年間に排出するCO2の量は、0.3トンから0.4トンと言われています。
 

 この数字をどう見るかはいろいろな意見があるでしょうが、比較してみると思いのほか人間の排出量が多いこと分かります。
 

 
 つまり、もともと人間はCO2を排出しなければ生きていけない存在なのです。

 ですから、CO2排出悪玉論が行き過ぎれば、人間の生存そのものを否定することにも繋がりかねない危険な考え方です。
 

 
 しかし、気候変動の主因が人間の活動により排出される温暖化ガスであるとの考え方は、仮説に過ぎません。

 「グレタ教」とも呼ばれる過激な環境活動には注意が必要です。

 ※:https://www.jiji.com/jc/article?k=2021111300203&g=int