バイデン大統領と習近平主席のオンライン首脳会談が開催されました。
会談では、台湾やウイグルの問題で激しい意見の応酬があったとされますが、詳細は明らかにされていません。
現段階で、保守層を中心に懸念されているのは、バイデン大統領が中国への強硬姿勢をなし崩し的に緩和していくのではないかということです。
特に、気候変動対策を重視するバイデン政権は、中国が温暖化対策に協力する代わりに、トランプ政権下で強化された関税を引き下げることが考えられます。
また、米国はコロナウィルスにより既に70万人以上が死亡していますが、未だにウィルス感染の発生源が明らかになっていない状況です。
仮に、ウィルスが中国による生物兵器であったならば、米国は中国により戦争を仕掛けられているも同然ということになります。
そうした中で、疲弊した国内を立ち直らせるために中国と結ぶのであれば、米国は中国に敗戦したことになります。
そうなれば、中国はウィルスに引き続いて第2第3のグレーゾーン攻撃を仕掛けてくることになるでしょう。
ですから、バイデン大統領には、中国に対し厳しい姿勢を維持すべきと考えます。
それが、中国の覇権主義や非人道的な振る舞いを挫く力になるからです。
そして、次に注目されているのが、北京オリンピックへの対応です。
万一、開会式にバイデン大統領が出席するようなことがあれば、中国の人権政策にお墨付きを与えることになってしまいます。