ヨーロッパや北米などでは移民政策が依然として大きな問題となっています。
最近もEU首脳が、流入する移民や難民への対応を協議しましたが合意に至りませんでした(※)。
背景には、治安などの観点から流入の厳格化を求める国と、人道上の観点から流入に比較的寛容な国との対立があります。
一方、日本はというと、あまり関心を持たれていないのが現状です。
実際、衆院選の各党の政策を見ても、移民についてはほとんど触れられていません。
「移民政策は票にならない」と踏んでいるのかもしれません。
しかし、日本は既に外国人労働者が実質的な移民として増加傾向にあり、日本社会にとって不可欠な存在となりつつあるのですから、移民政策の考え方をより明確に示すべきではないでしょうか。
国際社会の重要課題に対して、国連常任理事国入りを目指す「リーダー国家・日本」としては無視できない問題です。
ただ、移民には、出自として多様なる価値観がありますが、如何にして日本人としての健全な国家観や防衛意識を醸成するかなどが課題となります。
その際、参考になるのが現在絶賛上映中の映画「宇宙の法-エローヒム編-」です。
この映画は、現代の移民問題解決へのヒントとも言える内容が含まれており、移民を身近な問題として捉えている外国人の間でも共感を持って受け入れられています。
是非、そうした観点からもご覧になっては如何でしょうか。
※:https://jp.reuters.com/article/eu-summit-migration-idJPKBN2HC2C8