大相撲の照ノ富士が、新横綱として初めての秋場所を迎えます。
その照ノ富士が秋場所を前に会見に応じ、その中に印象的な言葉がありました。
それは、「必死に頑張ってきた日々を神様が見てくれていたかなと思います」という言葉です(※)。
照ノ富士は、入幕から破竹の勢いで大関に昇進しましたが、けがで一時は序二段まで番付を落としました。
普通ならば序二段まで落ちる前に引退を考えると思いますが、支えてくれた人への恩を忘れずに、不屈の闘志で再起を果たしました。
再起までの間には、想像を絶する厳しいリハビリと稽古があったからこそ、前述の言葉に繋がったのだと思います。
新横綱がどのような信仰をお持ちなのかは分かりませんが、神の恩寵を公の場で口にする日本人がそう多くない中で、新横綱の発した言葉には好感が持てます。
自らの成功の要因を神仏や支えてくれた人に帰して感謝し、失敗の要因は自らの至らなさに帰して反省することは、大成する秘訣と言われます。
事実、真面目に努力精進した人を神仏は見逃すことはありません。
因果の理法がはたらくからです。
新横綱の今後の活躍に期待したいと思います。
※:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210830/k10013231901000.html