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2021/09/01【全体主義に繋がらないように目配りを】

 感染拡大を受けて、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が続いています。
 

 感染拡大に歯止めを掛けるために必要な措置との声がある一方で、個人の移動の自粛や、飲食店などの営業の短縮など、私権の制限に繋がることから懸念の声も聞かれます。

 確かに、緊急事態宣言とまん延防止等重点措置は、その内容の多くは要請の形をとってはいるものの、日本人の従順な国民性を反映してか、事実上の強制に近い内容に、自由が制限される恐怖も感じなくはありません。
 

 本来ならばリベラルを称する野党を中心に、私権の制限には敏感に反応していいはずなのですが、全国一律の宣言発出など、より踏み込んだ制限措置を要求する声のほうが強いようです。
 

 このように国会の場では、与野党ともに全体主義に繋がりかねない方向に突き進んでいる感があります。
 
 
 気付かない内に、いとも簡単に事実上の全体主義に押し流されてしまわないように目配りする必要もあるのではないでしょうか。