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2021/08/10【“平和の祭典”が霞んだ印象が!?】

 東京オリンピックが閉幕しました。

 オリンピックに関し、政権寄りの報道では、「コロナ禍による閉塞感を打破することにつながった」というものが多いようですし、政権に批判的な報道では、「国民の多くがコロナへの対応に追われる中では心から楽しめなかった」とする報道が多いように感じます。
 

 現実に目を移すと、オリンピックの前後で日本の感染者数が3倍にも膨れ上がった状況からすると、開催の成否の判断は別としても、コロナが大会に影を落としたのは事実です。
 

 一方、オリンピックに影を落としたものがもう一つあります。

 それは、世界各地で続いている紛争です。

 オリンピックは、毎回、大会の1週間前から「オリンピック休戦」が行われるのが通例となっています。

 しかし、今大会では、期間中にアフガニスタンでの大規模な戦闘が行われたほかに、イラクやシリアなどで戦闘が行われ多くの犠牲者が出ています。
 

 開催国である我が国をはじめ参加各国が、休戦や停戦に向けて、より尽力すべきだったのですが、コロナ禍と相まって、十分な効果を発揮できなかったと言えます。

 別の言い方をすれば、「平和の祭典」というオリンピック側面の一つが、コロナ対応に目を奪われて薄らいだ印象です。
 

 スポーツを通じて世界に平和をもたらすという理念は共感できますが、現実問題として、人種、文化、政治、宗教の様々な価値観を超えて、世界が一つになれる新たな理念が必要とされているのではないでしょうか。

 
 その理念とは、新たな世界宗教です。

 現在、新たな世界宗教が説かれているという事実を、多くの人に知って頂きたいと願って止みません。