米政府は、1年前に続いて、今年4月にも新たなUFO映像についても、本物であることを認めましたが、その後の調査報告では、「宇宙人の乗り物だとする証拠はない」と結論付けているとの報道がありました。
これは、ニューヨーク・タイムズが報じたもので、日本でも多くのマスコミが引用する形で伝えました。
このニュースを見て、「なんだUFOではないんだ」と思った人も多いのではないでしょうか。
この様に「証拠はない」イコール「UFOは存在しない」と考えてしまうかもしれません。
しかし、この報道にはレトリックがあるように思います。
地球に飛来するUFOが全て“有人”と考えるのは早計だからです。
現在の地球の技術でも無人機が普及しているからです。
要は、有人か無人かということよりも、地球人が造ったものなのか、それとも宇宙人が造ったものなのかということのほうが重要です。
その意味で、今回の映像も「地球人が作った証拠はない」のですから、UFOの存在を否定しているわけではないことが分かります。
むしろ、飛行特性などから地球以外の産物である可能性が高いと考える方が妥当です。
UFOや宇宙人の存在を否定することこそが科学的態度であると考えているのであれば、既存の科学の枠内でしか物事を考えていない訳ですから、そこに発展はありません。
真に科学的な態度であるならば、あらゆる可能性を否定すべきではないと考えます。