政府は、いわゆる「ワクチンパスポート」の導入を検討するとのことです(※)。
ワクチンパスポートは、その名の通り入国の際に使用する新型コロナウィルスのワクチン接種を終えたことを示す証明書のことです。
既に多くの国が導入する方向で調整しています。
入国の際にワクチンパスポートが必要か否かは、その国の判断に委ねられるので、どうしても入国する必要がある外国人は従わざるを得ません。
ただ、こうしたワクチンパスポートが、国内において他の目的で利用されないか注意が必要です。
例えば、交通機関を利用する際や、商業施設を利用する際など、今後、ワクチン接種の証明を求められることが考えられます。
しかし、現在流行しているウィルスに対しワクチンに一定の効果があることは事実であるものの、多くの副反応があることも事実であることから、接種をためらう人も少なくありません。
また、次々に変異するウィルスに対し継続的に効果を発揮できる医学的な保証はありませんし、5年後、10年後といった長期の影響は未検証の状態ということから、接種に不安を抱く人もいます。
そして、何よりも持病などにより接種そのものができない人もいます。
このように、接種をしたくない人の考えも尊重すべきではないでしょうか。
従って、あくまでも接種は任意とすべきものであるので、ワクチンパスポートの有無で差を設けてはならないと考えます。
同時に、免疫力を高めるためのワクチン以外の方法も考慮すべきではないでしょうか。
※:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20210428/k10013002791000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_001