国際間のワクチンの供給について、十分な量を確保している国とそうでない国との間で差が広がっています。
先進国や比較的に豊かと言われる国ではワクチンの確保が進み、WHOの調べては人口の数倍の量を確保した国もあるとのことです(※)。
先日もEUが域外へのワクチンの持ち出しを許可制にすることを打ち出しましたが、これに対しては「輸出の制限に繋がる」として途上国などから批判を浴びました。
EUは、過去にトランプ政権を「自国第一主義」や「多国間の協調を軽視」などと批判してきましたが、今回のワクチンに関するEUの姿勢を見れば、当時のトランプ大統領への批判には矛盾を感じます。
また、同じくトランプ大統領を批判してきた先進各国のマスコミは、自国政府によるワクチンの囲い込みをあまり批判していないように見えます。
それにはワクチンを待望する世論という背景もあるのでしょうが、それにしてもマスコミの姿勢にも矛盾を感じます。
そもそも、ワクチンについてはマスコミ自身が、「コロナなど変異が激しいRNAウィルスに対応したワクチンの開発は困難」としていた訳ですから、今後様々な変異種が表れた場合、ワクチンに過度な期待ができないのではないでしょうか。
「科学的」という言葉が絶対視される傾向がある現代において、その科学の最先端分野の一つである医学が、コロナ禍で案外と頼りなく感じられます。
今こそ、現代人は信仰の意義に立ち返り、神仏の力を信じ祈ることの大切さを見直すべきではないでしょうか。
※:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210205/k10012850411000.html