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2021/01/16【霊的知識に基づく科学的な探究の姿勢を】

 NHKの人気番組『チコちゃんに叱られる!』で「金縛り」が取り上げられていました。

 金縛りとは、睡眠の途中で目が覚めたのに体が動かないとされる現象のことで、しばしば心霊現象における恐怖体験と共に語られています。
 

 番組では、金縛りは科学的に解明されているとし、全ては自分が目覚めていると錯覚している「夢の中での出来事」なのだそうです。

 専門家が様々な知見に基づいて導き出した答えであるとのことでした。

 確かに、一部そういうことはあるのかもしれません。

 

 ただ、金縛り体験の全てを「夢の中の出来事」として片付けるには無理があります。

 そもそも「夢」の真相は、現代科学で完全に解明されたわけではありません。

 脳科学者などは、コンピュータの記憶装置の情報整理と関連付けて夢を説明したりしていますが、いくら医学や科学などが唯物的に説明しようとしても上手くいくはずはないのです。

 なぜならば、夢とは睡眠中に魂が肉体を抜け出して霊的世界において体験した内容であることが多く、霊的知識を抜きにして夢の解明はできません。

 「妙に生な生しい夢を見た」、「夢の中でアイディアが閃いた」、「予知夢体験」、「空を飛んだ」などの経験は誰もが持っています。

 故に、夢を単に脳の働きとだけ考えるには無理があると思っている方も多いのではないでしょうか。
 

 金縛りも何らかの霊的な作用が働いていることは間違いありません。
 

 現代科学の象徴とも言える医学が、コロナウィルスの前に脆弱性をさらけ出したことからも分かるように、この世に足場を置いた唯物的な科学は万能ではないのです。

 人間が霊的な存在であると認識した上で、霊的知識に基づいて科学的な探究を進める姿勢こそ大切なのではないでしょうか。