過日、葬儀と供養の最新事情をNHKが情報番組で特集していました。
番組では、生前葬や宇宙葬、それに遺骨を人工ダイヤモンドに加工し遺族のもとに置くなどといった、「今どき」の葬儀や供養の仕方を紹介していました。
最近では、家族葬の比率が増えてきたり、自宅ではなく外部会場での葬儀が多数を占めたりするなど、時代の流れで家族のあり方や親せきとの関わり方が大きく変わってきています。
ただ、正しい霊的知識に基づかない葬儀や供養は、本来の意味をなさないということを理解しておく必要があります。
正しい霊的知識において、もっとも基本的なことは、「人間の本質は霊であり、死んで肉体が滅んでも魂は無くならない」ということです。
よって、霊や魂の存在を前提としない供養や葬儀は、ご本人のあの世への旅立ちを妨げる原因になってしまうことを理解すべきです。
こうした番組は、コロナ禍で人生の最期を考える機会が増えたという背景があるものと思われますが、だからこそ「霊的人生観」を持つことが大切です。
霊的人生観は、人生の最期に対する不安や疑問を解消するだけでなく、私たちの日々の生活をも限りなく前向きにするものだからです。