台湾軍は老朽化した潜水艦の代替えとして、自国での潜水艦の建造を開始しました。
潜水艦は、21世紀の現在でも優位性の高い兵器であり、台湾防衛の切り札的とも言える存在でもあります。
しかし、中国との関係悪化を恐れるなどして、台湾の求める条件で潜水艦を供与する国はありませんでした。
唯一、台湾との関係を重視するトランプ政権は、台湾への最新兵器の供与に積極的ですが、残念なことに米国は原子力潜水艦しか建造・保有していません。
そのため、台湾は「窮余の一策」として自国での建造を決定したのですが、台湾にとって初となる潜水艦の建造は、例え高度な技術を有するとも容易でないと考えられています。
潜水艦に搭載する戦闘システムなどは米国製を導入することから、建造にあたっては米国からの支援があると見られますが、60年以上も前に通常動力型の潜水艦の建造を打ち切っている米国は、通常動力型の潜水艦に関わる建造ノウハウが決して世界最高というわけではないと考えられます。
やはり、通常動力型の潜水艦の建造と運用で世界最高水準のノウハウを持っているとされる日本が台湾を支援すべきではないでしょうか。
日本政府は、現状では直接的な軍事支援はできないとの立場でしょうが、中国の軍事的脅威から台湾の「自由・民主・信仰」を守るために貢献することは、「世界正義」であると考えます。
ですから、公式・非公式を問わず、今こそ日本は「世界正義」のために思い切った行動をとるべきではないでしょうか。