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2020/09/05【感染者の人数だけに一喜一憂することはないのでは】

 ある地方都市の教育長が、戦争を期待するともとれる発言をしたとして批判を受け辞任しました。

 実際の発言内容は「今のコロナ禍を短時間で解消する方法はどこかで大きな戦争が発生することではないだろうか」というものであり、その真意は「人間はコロナ禍の閉塞感を何か別のもので矛先を変えてしまうので、そのようなことが起きてほしくないとの思いだった」としています。

 渦中の教育長がどのような人物かは存じ上げませんが、教育界は左翼思想の影響が残っていることが少なくないので、言葉尻を捉えて批判された感は否めません。

 しかし、子供たちの教育を担う教育長として軽はずみな発言と言われればそれまでです。
 

 ただし、コロナ禍の閉塞感は、感染者数を連日報道するマスコミなどがウィルスへの恐怖心を煽っていることが一因となっていることは事実です。

 その意味で、他の重大ニュースが増えれば相対的にウィルスの報道が減り、過度な恐怖心が和らぎ閉塞感の低減に繋がることはあり得る話です。
 

 感染は悪霊の憑依の原理と同じであり、実際、恐怖心などの強いストレスは免疫力を低下させることも分かっています。
 

 現在の日本の延べ感染者数は、感染者を完全に把握できてはいないにせよ、総人口の0.06%に満たない数字ですから、必要な感染対策を講じていれば過度に恐れる必要はないことが分かります。
 

 ですから、戦争を起こして世論の矛先を変えるという先の発言は論外として、日々発表される感染者数のみに一喜一憂しないように心がけることは、恐怖心を消し去り免疫力を高めるためにも大切な心構えだと考えます。