チェコの上院議長が、台湾を訪問して立法院で演説し、台湾の民主主義に支持を表明しました。
これに対し中国は猛反発し、チェコに対し公然と報復を宣言しました。
しかし、チェコ政府は依然として「一つの中国」という中共の考えを支持しており、今回の動きは、あくまでもチェコ上院独自の動きと言えます。
従って、国家間の問題に発展させる中国の態度は、筋が通らないと見ることもできます。
つまり、それだけ中国の危機感が表れているということです。
先月には米国の厚生長官が訪台しており、こうした動きが世界に広まることを、中国は恐れているのです。
ですから、チェコや米国の動きに世界の民主主義国家は同調すべきではないでしょうか。
本来であれば、日本も政府の要人が公式に訪台すべきと考えますが、それができないのであれば、日本も衆参の議長が訪台し、台湾の民主主義に支持を表明する手もあるはずです。
また、チェコが中国の報復で苦境に陥るようならば、日本がチェコをしっかりサポートすべきと考えます。