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2020/08/07【健全な愛国心は必要】

 終戦の日や原爆の日がある8月は、戦争について考えることが多くなります。

 太平洋戦争時の苦しみを思うと、二度と戦争の惨禍を招いてはならないという気持ちは理解できます。
 

 そこで、もしも日本に対して武力行使が迫った場合、究極の選択として、相手に従属するのか、それともいざとなれば命を懸けて自主自立のために戦うのか、どちらを選ぶべきなのでしょうか。
 

 仮に前者であれば、その時点での戦争は回避され命は守られるかもしれません。

 一方、後者であれば、その時点で身の安全の保障はないかもしれません。
 

 行き過ぎた反戦教育のもとで国家の最大の目的が、国民の生命と財産の保護にしかないとするなら、前者を選択すべきと考える人もいるかもしれません。

 しかし、それでは国家としての主体性がなくなるので、その後の生命の保障は得られず、矛盾が生じてしまいます。

 また、国を守るために命を懸けること自体が矛盾になってしまうので、日本という国は無くなってしまうでしょう。

 やはり、悪意を持って我が国を攻めようとする外国があるならば、日本のために身を賭して戦うという健全な愛国心を捨ててはならないと考えます。

 戦争は相手があってのことですから、日本だけが戦争をしないと決めたところで、どうにもならないこともあります。

 故に、自国を命を懸けて護るという愛国心を示す態度こそが、他国の侵略に対する抑止力となるのではないでしょうか。