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 2020/07/27【霊的人生観を前提とした医療サービスを】

 ある知人のご家族は、重い認知症で療養しています。

 その方は脳の萎縮が進行し、言語を喪失するなど意思表示をすることはなく、全介護状態になっているとのことです。

 そうなると、看護や介護の担当の方の中には、意思表示ができる患者に比べて対応が明らかに異なる人がいて、患者の家族としては複雑な思いがあると話しておられました。

 看護や介護の現場は、ただでさえ非常に忙しい上に、コロナ禍で感染防止に大変な緊張を強いられているのが現状なので、患者への対応が必要最小限になるのも仕方のない場合があると思います。

 しかし、「肉体は病んでいても魂は健全」という霊的真実からすれば、例え医学的に脳の機能が劣っているからといって、患者への対応を変えるということは必ずしも正しいことではありません。

 なぜならば、肉体は病んでいても魂は健全だからです。
 

 その前提で、医療を行えばその患者さんの予後も変わるはずなのです。
 

 一日も早く、霊的人生観を前提とした医療が浸透することを願ってやみません。