コロナ禍で人と会う機会が減っています。
テレワークの導入拡大により、対面ではなくテレビ会議で他人と話すようになったというのはまだいい方で、メールやチャットにより業務の指示や報告をするようになったという声も多く聞きます。
そうなると、同じ職場内でもお互いの信頼関係が気薄になります。
一般に日本人は買い物時に店員と話すことは元々そう多くありませんが、感染拡大によりその会話さえも必要最小限になっています。
更に、今般の感染拡大が無人店舗の導入を加速させているので、場合によっては、他人と全く会話せずに生活できてしまうことが普通になるかもしれません。
このままでは、私たちの生活環境はAIによって管理された社会になっていくのでしょうか。
しかし私たち人間には「心」があります。
もっと言えば魂を持った霊的存在です。
ですから、AIが支配する冷徹な社会が一見効率的に思えても、潜在的に違和感を覚えずにはいられないはずです。
ならば、コロナ不況が深刻化しつつある今、これからの経済活動に求められる要素は、心の交流つまり「人の温もり」を感じることです。
「商売繁盛のコツ」とは、お客様に感動を与え、新たなニーズを創造し続けることです。
いくらAIが進歩し、疑似的に人間同士の交流ができたとしても、「人の温もり」を感じることができない経済活動は、顧客に感動を与え、相手の心を魂の底から揺さぶることはできません。
【参考】:大川隆法著『人の温もりの経済学』『経営入門』(幸福の科学出版)