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2020/06/29【これからは真理企業の時代】

 新型コロナウィルスに対する決定的な解決策が見つかっていない今、これから経済活動は感染拡大の第2波、第3波が来るとの前提で行う必要がありそうです。
 

 そうなれば、経済活動は大きく低迷することが予想されます。

 こうした中、各企業では支店の統合・閉鎖等のスリム化、早期退職やリストラ等の人員の削減が進んでおり、その様子が連日経済ニュース等で飛び交っています。

 私が目にしたのは、5月に久しぶりに再開したスポーツジムで、夜間の無人化とスタッフの異動がありました。

 
 その他、報道によれば、企業の経費削減として、通勤に伴う定期費用の支給を止め実費精算に切り替えることや、通勤そのものを無くす在宅勤務やリモートワークの導入など、長年慣れ親しんできた「働き方」を変えざるを得ないようなイノベーションが始まっています。
 
 
 各企業が生き残りをかけたサバイバルに突入したかのようです。

 もしも仮に、今後、恐慌のような状況になれば、体力の弱い中小企業だけではなく、誰もが知っている大企業の中にも事業が立ち行かなくなるケースが出てくるかもしれません。

 
 そうなれば、企業の資金調達先の一つである株式市場に目を向けても、投資家が今までのように投資をしてもうまく行かないことが予想されます。

 また、私たち消費者も、生活インフラ等の持続的なサービスを利用するうえで、どういった企業を選ぶべきか判断がつかなくなります。
 

 しかし、歴史を紐解けば、恐慌の中を生き残り、大を成した企業があります。

 たとえば、ジョン・ロックフェラー氏、松下幸之助氏、本田宗一郎氏等、枚挙にいとまがありません。

 そして、そうした企業の中で、今なお人々に愛され、必要とされている企業の特徴は、「国民の幸福」や「社会への貢献」という「利他」が原点になっていることです。

 
 伝記を読むと、そこには創業者の「天の意志を感じ取った使命感」、「神仏の手足として国民の幸福と社会の進歩に対して高貴なる義務を果たさんとする志」があります。

 
 そこで、これから発展する企業は、「真理を体現した企業」ではないでしょうか。

 真理企業とは、神仏の心である仏法真理に基づいて経営を行っている企業のことです。

 仏法真理は、困難な時代にあってこそ、その価値がより光り輝き力を発揮します。

 今後予想される困難な状況下で、国民に愛され必要とされる企業は、経営陣がどこまで仏法真理を体現できているかにかかっていると考えます。