中国軍とみられる潜水艦が、日本の接続水域を潜行したまま通過したとのことです。
場所は、奄美大島周辺の海域で、島と島との間の非常に狭く決して平たんではない海底地形の海中です。
通過に要した時間は足掛け3日と長時間ですから、追う海上自衛隊との間で相当の攻防があったものと推測されます。
中国軍は意図を明らかにしていませんが、自軍の能力の高さを誇示する狙いがあったものと推測されます。
ただ、当該潜水艦の動きは、海上自衛隊によって終始把握されていたということですから、中国軍が南西諸島を自由に通過して太平洋で作戦行動を行うことは容易でないことを示しています。
こうした状況は中国も認識しており、太平洋の西半分を管轄下におきたい中国軍にとって、沖縄県を含む南西諸島を配下に収めることは、悲願であると言われています。
そのため、中国は沖縄に対する反米・離日工作を強化しているとされます。
折しも23日は、先の大戦における沖縄戦終結の日であり慰霊の日です。
この日を前後して、特に沖縄本島では反政府・反米機運が高まりますが、決して中国を利する動きに同調してはなりません。
なぜならば、一党独裁の専制国家である中国が、自由・民主・信仰といった価値観を本心から尊重し擁護することは決してないからです。