米国で始まった人種差別への抗議デモは世界中に広まっているとのことです。
米国だけではなく日本のマスコミも、抗議は当然のことであるとして伝えているように見えます。
一方で、世界最大の人種差別国家といっても過言ではない中国に対しては、今回の人種差別の抗議活動に比べると、世界的に抗議活動や報道が低調なままです。
それどころか、逆に今回の抗議デモが中国に利用されています。
中国は、連日、米国でのデモとそれを抑え込む米当局の対応を大々的に報道し、香港などを念頭に米国がいかに理不尽なことをしているかという印象操作をしています。
更に、何としてもトランプ大統領の再選を阻止したい中国は、米国でのデモを陰であおっているとの指摘もあります。
しかし、ウイグル人やチベット人などを数百万人規模で差別しているのは中国の方です。
更に言えば、共産党政府に服従しない全ての人を徹底的に差別しているのが中国です。
ですから、世界中で中国共産党に対して強い抗議が行われて然るべきではないでしょうか。
そのために果たすべきマスコミの役割は重要です。
中国国内での取材活動の制限を懸念して中国におもねるようなことはあってはなりません。