日本国内のイージスアショア配備が、事実上、白紙撤回されました。
表向きは、ミサイルを発射した際のブースターを民間地外に安全に落下させられないためとしています。
安全に落下させるには、ミサイルの改良に莫大な費用と時間を要することが判明し、政府の見通しの甘さが露呈した形です。
ただ、今回の政府の決定は、日本の安全保障に影響を与えるだけでなく、大きな商談成立を喜んでいたトランプ大統領の顔に泥を塗ったことになります。
うがった見方をすれば、かねてからイージスアショアの配備を快く思っていなかった中国などに、日本が配慮したとも取れます。
世界では、米国での感染拡大は中国が仕掛けたのであり、形を変えた米中戦争が既に始まっているとの指摘があります。
そう考えると、日本はどちらにつくのか明確にしておく必要があるのですが、最近の日本政府はなぜか中国寄りです。
何よりも大切にしなければならない「自由・民主・信仰」の価値観を守るという観点から考えれば、日本は米国とともに中国と対峙しなければならないはずですが、現在の政府の態度が日本の将来を危うくしてしまわないか心配です。