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2020/05/11【長期戦になることを見据えた感染対策を】

 現在の日本では、法的強制力は限定的ながら、結構厳しい自粛要請が行われ、多くの国民の皆様も素直に従っています。

 その効果もあって、ここ何日かは新たな感染者数は減少傾向にあるようです。

 しかし、今回の新型コロナウィルスは治療薬やワクチンも未だ開発段階であり、ある程度“長期戦”になると見られています。

 そして、このまま緊急事態宣言が継続すれば、自粛疲れによる弊害が表れてくるのは明らかです。

 先行きが見えないことから精神的に不健康になる人も多いでしょうし、経済の低迷に起因する深刻な問題も様々に生じることになります。
 

 
 ですから、現在のように人の移動の制限に重点を置いて、経済活動の再開を二の次にする政策を長く続けることはできません。
 

 必要な疫学的な対策を施しつつ、自粛ムードを和らげて経済活動を活発化させることが必要と考えます。
 

 少なくとも、感染が蔓延していない地域にありながら必要なソーシャルディスタンスやマスクなどの感染症対策を施しても外出することがはばかられる雰囲気は変えなければならないのではないでしょうか。