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2020/02/16【航空宇宙産業という先見性】

 次期衆院選で群馬1区からの出馬を表明した幸福実現党の森田貴行(もりた たかゆき)氏は記者会見で、憲法改正と消費税減税の必要性と並んで、航空宇宙産業の育成の重要性を挙げました。
 

 航空宇宙産業の育成は、産業自体のすそ野を広げて日本経済を盛り上げる役割とともに、私たちの生活の付加価値をより高めることにも寄与するものです。
 

 折しも先日、ニューヨーク・ロンドン間を飛行した旅客機が、発達した低気圧による追い風を利用して80分ほど早着し、5時間を切る飛行時間となりました。

 これは超音速旅客機「コンコルド」が退役して以降の最短記録だそうです。

 たかが80分と思うかもしれませんが、多忙なビジネスマンや長時間機内で過ごすことが苦手な人にとっては、追加料金を払ってでも得たい貴重な時間です。
 

 世界の次世代旅客機開発の潮流は、効率化とともに、高速化があります。

 しかし、燃費や一人当たりの輸送費と、高速化は相反する要素であるため、どの国もコンコルドに次ぐ超音速旅客機の実用化を果たしていません。
 

 ですから、日本が次世代旅客機の高速化に先鞭をつけることができれば、この分野で世界をリードすることになるはずです。
 

 時間を短縮するモノやサービスは、これからの未来にますます価値が高まります。

 森田氏が言うように、航空宇宙産業の分野に日本として注力することは、安全保障と並んでたいへん意義のあることと考えます。