カジノを含む統合型リゾート(IR)の整備を巡り、中心的な役割を果たしてきた現職の国会議員が、収賄容疑で逮捕されました。
ほかにも関与した国会議員がいるとの報道があります。
現時点で事件の全容は不明ですが、カジノという新たな賭博を国が主導して整備することには、かねてから疑問点が多かっただけに、このまま計画通りにIRを進めるというわけにはいきません。
同時に注目されるのが、贈賄側が中国企業であった点です。
中国では中国政府が関与しない企業は存在しません。
ましてやカジノ事業を手掛ける企業ですから、そうした観点を含めた全容解明が待たれます。
いずれにせよ、IRが営業を開始し、そこに中国のカジノが進出すれば、日本のカジノの収益金が中国に吸い上げられるという構図が出来上がってしまうこともまた問題ではないでしょうか。