12月22日、今年限りで終える愛知・豊山町で24年間続けてきた「イチロー杯」の表彰式で、イチローさんが野球少年たちに対して多くのメッセージを伝えました。
その中でいくつかの印象的な言葉がありました。
例えば、「社会人になる前に経験する時間、そこで自分自身を自分で鍛えてほしい」、「厳しく教えることが難しい時代に、じゃあ、誰が教育をするのかというと、最終的には自分で自分のことを教育しなくてはいけない」などという言葉です。
私はこれを「自助努力の大切さ」を語っていると理解しました。
この自助努力は、スポーツの世界だけにとどまらず、勉強や仕事など、人生のあらゆる分野で通用する大切な考え方です。
今、特に感じているのは政治の分野です。
ともすれば、自助努力は弱者切り捨てとして悪く言われがちな昨今です。
確かに支援を必要としている人には支援を行うべきですが、しかし全ての人が全てを政府に頼るようになれば、国は衰退に向うことになります。
ですから、多くの国民が基本的な心構えとして自助努力の精神を持つことは、今も昔も大切なことなのです。
イチローさんの言葉から、改めてそう認識させて頂いた次第です。