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2019/12/08【石炭火力の活用は正しい】

 地球温暖化対策を話し合うCOP25で、日本は批判を受けています。

 
 その理由は、他の化石燃料に比べて二酸化炭素の排出量の多い石炭を、今後も新設を含めた火力発電に利用するとしているからです。

 しかし、資源の乏しい我が国にとってエネルギーの多様化を図ることは、安全保障上、極めて重要ですから、石油などに比べて世界の広い地域で産出される石炭を活用することは、正しい政策と言えます。

 しかも、国際エネルギー機関が採択した「石炭に関する行動原則」は未だに有効です。

 この原則は、石油に替えて石炭の利用促進を図ることを目的とするもので、日本はこの原則に従っているとも言えます。
 

 そもそも、海洋など自然界から放出される二酸化炭素に比べて、人類の活動に伴って排出される二酸化炭素が、地球温暖化にどの程度影響しているのかは不明確です。

 それでもなお、火力発電が地球温暖化の元凶と言うのであれば、二酸化炭素を放出しない原発を如何に活用するのかを、原子力への不安を解消するためにもCOP25で堂々と議論すべきではないでしょうか。