日本とインドは外務・防衛閣僚協議に臨み、安全保障面での関係を強化することで一致しました。
その中で、日印の間では初となる戦闘機同士の訓練を実施することで合意しました。
訓練の詳細は現時点で不明ですが、実現すれば日本にとって戦略的な意義だけでなく戦術的にも大きな意義があります。
なぜならば、インド空軍は中国空軍が保有する戦闘機と同種の機体を多数保有しているからです。
戦闘機同士の訓練では、他国との訓練は相手の戦術を知る上で極めて重要とされますが、自衛隊は米軍との訓練は頻繁に行われているものの、それ以外の国では、イギリスやオーストラリアなど数少ない機会に留まっています。
今後、インド空軍の第4世代戦闘機「Su-30」と共同訓練を実施できれば、中国軍の主力ともいえる「Su-30」をはじめ「Su-35」や「J-11」など、同じ「Su-27」系列の機体を想定することが可能となり、航空自衛隊にとって貴重な機会となるはずです。
日本は、中国包囲網を築くために、同じ民主主義の大国であるインドと今後も関係を強化すべきであると考えます。