訪問入浴介護の看護師の方と話す機会がありました。
高齢化の進展で、訪問入浴などの介護サービスはどれも利用者が多いイメージですが、その方によれば、訪問入浴の利用は案外と空きが多いとのことでした。
なぜかと尋ねると、高齢者などが家庭で、一人で入浴できない状態になると、家族が同居をあきらめて、施設に入所させる傾向にあるからと話して下さいました。
手厚い社会保障の北欧では、親の老後を国が面倒を見ることが当たり前となり、家族や親子の関係が希薄になっていますが、日本でも家族の結びつきが以前とは異なってきていること感じます。
国の介護費用が初めて10兆円を超えました。
介護サービスの利用にはそれぞれ個人の事情があることですが、介護に限らず全てを国任せにした社会は、結局は個人の自由が狭まることに繋がりかねません。
増え続ける社会保障費を削減するためにも、昔ながらの家族や親子関係の良さを見直すべきではないでしょうか。