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2019/11/23【日本独自の情報収集能力の強化を】

 韓国はGSOMIAの破棄から一転し、協定の事実上の継続を発表しました。

 米国の強い意向を汲んだ結果とみられています。
 

 ただ、仮にGSOMIAが破棄されたとしても、実際は防衛当局間での情報共有は継続されるとのことなので、GSOMIAは日韓あるいは日米韓の連携を示す象徴的な意味合いが強いものであることが分かります。
 

 従って、今回は協定が維持されましたが、今後も外交駆け引きの手段として利用されることは容易に想像できます。
 

 そこで、主要国の中で我が国は、情報収集能力が高くないと言われているので、他国に頼らなくてもいいような情報収集能力を高めておく必要があります。

 もちろん、他国からもたらされる情報は多いに越したことはありませんが、SIGINT(電波傍受など)、HUMINT(人的情報収集)などの日本独自の能力を高度化する必要性が一段と高まっているのではないでしょうか。