台湾が李登輝政権時代に中距離弾道ミサイルを開発していたことを裏付ける資料が見つかったとのことです(※)。
報道からは、本当に弾道ミサイルなのか、それとも既に台湾軍が配備している巡航ミサイルの一種なのか定かではありませんが、台湾海峡の軍事バランスを考えれば、台湾による弾道ミサイルの開発は当然とも言えます。
中国軍の弾道ミサイルをはじめとした近隣諸国を攻撃できる兵器は、質量ともに年々増加しているとされ、その脅威にさらされているという点では、日本は台湾と同じです。
防衛省は、地上攻撃にも転用できる航空機搭載型の対艦ミサイルの導入を進めているものの、射程距離の点では、敵地の内陸奥深くの目標を攻撃するのは難しいと考えられています。
従って、我が国も抑止力を向上させるために、敵地攻撃のための中長距離の弾道ミサイルや巡航ミサイルの配備の検討を急ぐべきではないでしょうか。
※:11月6日付産経新聞https://www.sankei.com/world/news/191106/wor1911060029-n1.html