ソロモン諸島に続いてキリバスが台湾との断交を決め、中国と国交を樹立することになりました。
中国は、いわゆる「1つの中国」を認めない台湾の蔡英文政権に圧力を強めていて、台湾と国交がある国々に対し、経済支援を梃に台湾との断交を迫って台湾を孤立させる戦略を取っています。
これで台湾と国交のある国は15ヶ国にまで減ることになります。
今回の中国の動きに対し、日本政府はほとんど反応を示していません。
日本政府も1972年に台湾と断交し中国と国交を回復した経緯があるため、当然と言えば当然かもしれせん。
しかし、同じく中国と国交を樹立した米国は、中国と国交樹立を決めた国に対しても制裁といえる措置を行っています。
ですから、日本政府も、台湾を支援するために何らかの措置を実施すべきではないでしょうか。
建前上、政府が動かないのであれば、日本には「日華議員懇談会」など超党派の議員連盟がある訳ですから、そうした議連がもっと政府に働きかけるべきと思いますが、こちらの動きも真に台湾に寄り添っているようには見えません。
期待できるのは、台湾との国交樹立を訴えている幸福実現党だけではないでしょうか。