韓国がGSOMIAの破棄を日本に通告しました。
GSOMIAは日韓がお互いに軍事情報を提供し合うことに関する協定ですが、実際には両国の同盟国である米国を通して情報を交わすことができるため、日韓の安全保障協力を象徴する意味合いが強いものです。
そもそも協定を結んだ3年前、文在寅大統領は協定の締結に反対していたということですから、今回、締結を破棄したことは何ら不思議なことではありません。
むしろ、破棄の理由を探していたと言えるかもしれません。
また、GSOMIAの破棄で喜ぶのは中国と北朝鮮です。
中朝を軍事的に封じ込めるには、日米韓の連携が重要ですが、中朝は労せずに日米韓の連携の一角を崩すことになりました。
ここでも、北朝鮮の気を引きたい文政権が手土産として破棄に踏み切った節さえあります。
いずれにせよ、これで文政権が反日親北政権であることがはっきりしてきました。
「反日を旗印に、北朝鮮の核を温存したまま朝鮮半島の統一を図る」というシナリオが現実化しないよう、日本は米国とともに韓国に対し毅然とした態度で臨む必要が一層高まっています。