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2019/08/09【実は韓国も多数保有する弾道ミサイルや巡航ミサイル】

 北朝鮮は連日、日本海に向けて短距離弾道ミサイルを発射しています。

 米韓合同演習などに対する北朝鮮の反発の現れと見られるこの発射は、トランプ大統領は問題視していないものの、ミサイルが高性能化していることから、日本としてもあなどるわけにはいかないでしょう。

 一方で、あまり知られてはいませんが、韓国も多数の弾道ミサイルを保有しています。

 主に北朝鮮の脅威に対抗する目的で保有しているものです。

 この弾道ミサイルは、米軍との取り決めで、射程距離や弾頭重量が制限されていますが、北朝鮮の弾道ミサイル技術の向上を受けて、近年ではその制限が緩和されています。

 特に、巡航ミサイルは、制限が緩く、韓国南端から発射して北朝鮮北端に達する距離よりも遥かに長い射程距離を有するものを配備しているとされます。
 

 しかも、韓国軍は、海軍の艦艇などにそうした巡航ミサイルを搭載しているので、海洋に進出した上で発射すれば、攻撃可能な範囲を更に拡大することができます。
 

 しかし、韓国政府は、そうした長射程の巡航ミサイルを配備する目的の説明が不十分なままです。

 徴用工問題だけでなく韓国海軍による火器管制レーダー照射事件などを踏まえると、文在寅大統領の目指す日韓関係の方向性に、一抹の不安が脳裏をよぎります。

 最近、ぎくしゃくしている日韓関係ですが、対北朝鮮あるいは対中国を想定すると、日韓の防衛協力が重要であることは言うまでもありませんが、韓国が周辺諸国を攻撃することが可能な兵器を多数保有しているという事実を、私たちは知っておくべきではないでしょうか。