6月
27

2019/06/27【今国会で改憲を進めるべきだったのでは】

 通常国会が閉会し、参院選に突入することになりました。

 
 当初、自民党内からは支持率の高いうちに衆院も解散して「衆参ダブル選に打って出るべき」との声もありましたし、ダブル選に及び腰だった野党からも「年金2000万円報告書」で支持率を落とした安倍政権を見てダブル選を歓迎する向きもありましたが、結局ダブル選は無くなりました。
 

 安倍首相は、今回の参院選を「改憲への姿勢を問う選挙」としています。

 自民党結党以来の悲願を成し遂げたいという思いが感じられます。
 

 これに対し野党を中心に「憲法を守るべき首相が改憲の旗振りをすべきではない」との声があります。

 一見、もっともな話に聞こえますが、この考え方には違和感を覚えます。
 

 例えば、「現行の憲法は問題があるので変えたい」と志した人がいて、努力をして政治家になり首相の座に上り詰めたとします。

 その途端に、首相自らは憲法改正の動きに加われないということになれば、おかしな話ではないでしょうか。
 

 そもそも、憲法は首相だけでなく国民すべてが遵守すべきものです。

 だからといって、全ての国民に対し改憲の動きを拘束するものではありません。
 

 安倍首相には、今回の参院選で改憲の姿勢を問うのではなく、改憲勢力で改憲の発議に必要な3分の2以上の勢力があったのですから、むしろ今国会で正々堂々と改憲を進めるべきだったのではないでしょうか。
 

 
 やはり、日本の「自由・民主・信仰」という価値観を守るためには、国防の手足を縛る憲法9条の改正を急がねばならないと考えます。