7月の参院選に向けて各党の公約が出揃いつつあります。
しかし、難しい問題、特に価値判断を含む問題に対しては、触れないことが多いようです。
中でも国際問題については、票にならないと考えているからか、どの政党もほとんど言及していません。
しかし、日本が国際社会の中でリーダー国家として責任を果たすのであれば、こうした姿勢では済まされなくなってきました。
「米国のイラン攻撃を支持すべきか否か」、「香港の民主化運動に対する日本の立場は」、「日本との関係強化を求める台湾を無視し続けるのか」、「北方領土問題を解決するまでは日露平和条約は結ばないのか」、「こう着状態の北朝鮮問題は現状のスタンスでいいのか」等、どの政党も立場を示さなかったり、示しても従来の原則的な立場だったりと、問題を打開するための明確な道筋が見えてきません。
また、明確な道筋を示さないのは国際問題だけに留まりません。
「消費税を10%に上げた後に更なる増税はないのか」、「消費増税を中止したら財政再建はどうなるのか」、「現役世代が減っているのに年金制度はもつのか」、「金融緩和はいつまで続けるのか」、「日本の防衛体制はこのままでいいのか」等々、枚挙に暇がありません。
一方、幸福実現党からはそうした問題に対し、次々と発信があり、日本がどうすべきか説得力のある方向性や対応策を示し続けています。
参院選では、与党候補の対抗馬として野党統一候補を擁立する体制が整い、有権者にとっては選択肢が限られる状態となっています。
そうした中、幸福実現党から選挙区に出馬する動きがあります。
埼玉県選挙区からは、幸福実現党から小島一郎(こじまいちろう)氏が出馬を表明しています。
既成政党が難しい問題に対して価値判断を示さない中、幸福実現党は第三の選択肢としての存在感が高まっているのではないでしょうか。