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2016/08/03【強い政治的意図を感じる家宅捜査】

 幸福実現党本部が、公職選挙法違反容疑で警視庁により家宅捜査を受けた模様です(※)。
警視庁は党本部が主導して買収工作をしていた可能性があるとみているようですが、選挙活動を手助けしてくれる支援者に対して、発足間もない政党ということもあり不慣れな部分や稚拙な部分があっても、違法行為をしないよう厳しく戒めていた幸福実現党が、意図的かつ組織的に違法行為を主導していたとは考え難い状況です。

 今回の家宅捜査の発端となった公職選挙法違反の詳細な経緯は不明ですが、選挙応援の報酬として5万円をタレントに渡した容疑で、政
党本部が家宅捜査を受けることは異例とのことです。
幸福実現党は、今回の家宅捜査について「強い政治的意図を感じる」としていますが、赤心から日本を救いたいという思いでまじめに選挙に取り組んできた人間として、確かに幸福実現党に対する強い政治的意図を感じます。

 どういった政治的な意図があるのか様々な推測ができます。
例えば、今回の参院選では、全国に一人区で、連立与党の候補と野党統一候補が一騎打ちになりましたが、そこに割って入った幸福実現党の候補が与党候補の票を奪った形になり、与党候補が落選するという選挙区が出ました。
このまま同じ構図で衆院選が行われれば、幸福実現党の支持が上昇する中で、更に多くの一人区で与党候補が敗れることが予想されます。

 そこで、与党を勝たせたい勢力が今回の捜査で、幸福実現党が組織的に違法行為をしているというイメージを有権者に植え付け、幸福実現党の得票を阻止する狙いが考えられます。
実際に、幸福実現党が起訴されるか、されないかは分かりませんが、例え起訴しなかったとしても選挙期間中は捜査中ということであれば、幸福実現党のイメージダウンに繋がります。

 幸福実現党の関係者でなくても、直接、幸福実現党を取材した記者や、協力してくれている人々は、幸福実現党がどういう組織か分かっているはずです。
民主主義国家である日本で、日増しに現実的な力を増してきている幸福実現党に対する不当な政治弾圧が行われていないことを祈るばかりです。

※:8月2日付産経新聞http://www.sankei.com/affairs/news/160802/afr1608020033-n1.html
【参考】:8月2日付The Liberty Web  http://the-liberty.com/article.php?item_id=11737