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2016/03/16【高まる北朝鮮の核の脅威に対処するために】

 北朝鮮は、弾道ミサイルに搭載される弾頭の大気圏再突入を想定した模擬実験に成功したと発表しました(※1)。
 

 以前にもこのブログでも触れましたが、仮にこの発表が事実だとすると、北朝鮮が開発している核弾道ミサイルの技術的障害はほぼなくなったと言えます。
ただし、北朝鮮が強く反発している米韓軍事演習に合わせるように、今更ながら模擬実験の成功を伝えていることなどから、弾頭の大気圏再突入技術は未だ確立できていないとの見方が大勢です。

 しかし、国際社会が手をこまねいていれば、遅かれ早かれ北朝鮮が実戦運用可能な核弾頭を搭載した大陸間弾道ミサイルを配備することになることは確実です。

 こうした状況を裏付けるように、米軍横須賀基地に新たなイージス駆逐艦が配備されました。
今回、配備された艦は、海上自衛隊のイージス護衛艦が搭載するイージスシステムを更に高性能化した最新バージョンを搭載し、弾道ミサイルの迎撃能力を高めたものです(※2)。

 現実化した北朝鮮の核ミサイルの脅威に対し、日米は連携して対処する必要があります。

 そのためには、日米同盟を弱体化させるような安保法制の廃止などということはあってはなりませんし、在日米軍の機能を弱体化させる普天間基地の辺野古移設作業の見直しなどがあってはなりません。

※1:3月15日付NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20160315/k10010443571000.html
※2:3月14日付産経新聞http://www.sankei.com/world/news/160314/wor1603140024-n1.html
【参考】:3月14日付The Liberty Web http://the-liberty.com/article.php?item_id=11055