12月
30

2015/12/31【霊界の証明ここに極まれり】

 間もなく2015年も暮れようとしています。
今年、多くの著名人の方々がお亡くなりになりましたが、その中に、作家や政治家などとして活躍した野坂昭如氏がいらっしゃいます。

 野坂氏と言って強く印象に残っているのが、1983年の第37回衆議院選挙です。
この選挙は、ロッキード事件での有罪判決が下った後の初の国政選挙で、野坂氏は田中角栄の金権政治を批判して、田中角栄と同じ新潟3区から出馬し選挙戦を挑みました。

 当時、多くのマスコミがこぞって田中角栄を批判し、野坂氏は、巨悪に挑む民主主義の旗手のように扱われていたように思います。
しかし、その選挙の結果は、30万人余りの有権者の選挙区で、田中角栄が20万票を超える圧倒的な勝利を収め、野坂氏は落選しました。

 この選挙結果に日本中が落胆したように感じられ、新潟3区の有権者のことを金権政治に買収されたも同然と言うマスコミもありました。

 しかし、当時を知る新潟の知人は、新潟3区の有権者は、決して買収されたわけではなく、田中角栄に恩義を感じ、田中角栄の人柄を知った上で多くの人が投票したと言います。

 確かに、田中角栄の政治には功罪がありますが、没後20年以上が経過し、現在では日本中でその功績を評価する声のほうが大きくなっているのではないでしょうか。

 田中角栄は私の尊敬する政治家の一人ですが、こうした経緯から、野坂氏のことは田中角栄の敵だったと言うイメージだけが先行していました。

 しかし、幸福の科学の大川隆法総裁によって今月行われた野坂氏の霊言では、野坂氏の意外な一面が明らかになっています。
これまでの霊言同様、その語り口はまさに生前の野坂氏そのものであり、霊界の証明ここに極まりという感があります。新年早々に刊行される『野坂昭如の霊言』(※)が待たれます。

※:大川隆法著『野坂昭如の霊言 死後21時間目の直撃インタビュー』幸福の科学出版http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1606