8月
07

2011/08/07 【日本防衛白書に「断固反対」中国脅威論を勝手に誇張=中国国防省】

【日本防衛白書に「断固反対」中国脅威論を勝手に誇張=中国国防省】2011年8月4日 時事より

中国国防省の耿雁生報道官は4日、日本政府が2日に発表した2011年度の防衛白書について、「『中国脅威論』を勝手に論じたものであり、中国はこれに断固反対する」とする談話を発表した。

「中国は終始一貫して平和発展の道を歩み、隣国と親しく付き合い、隣国を友とする周辺外交方針を堅持し、防衛的な国防政策を実行している。

中国が国防と軍隊の近代化を強化しているのは自国の主権と領土保全を守り、経済社会の順調な発展を確保するためである」と主張。

「日本が中日関係を守る大局に目を向け、隣国との相互信頼を深め、地域の平和と安定に有利な行動をとるよう希望する」と述べた。

引用、以上。
今年に入っても南シナ海では、中国の艦船がベトナム探査船のケーブルを切断したり、フィリピンの船舶活動を妨害する事件が続発しています。

先日も尖閣諸島の魚釣島近海の日本の排他的経済水域(EEZ)で、中国の海洋調査船が海洋調査を行っていますが、海保の警告を完全に無視して9時間も海洋調査を続行しました。

また3年前から中国は、中国海軍の軍事訓演習を西太平洋の沖ノ鳥島近海で軍事演習を行っています。

日本の西太平洋まで出てきて海軍の軍事演習をすることが、なぜ中国の「防衛的な国防政策」であり、「自国の主権と領土保全を守り、経済社会の順調な発展を確保するためである」と言えるのでしょうか?

そうした明らかな詭弁に対して、日本は中国側に問い直すべきです。

中国側は「終始一貫して平和発展の道を歩み、隣国と親しく付き合い、隣国を友とする周辺外交方針を堅持…」と日本の「中国脅威論」を批判していますが、やっている行為はまったく「友」とは呼べない行為です。

真の「友」とは、中国に何も言わずに言われるがままに服従することではなく、間違っている行為に対しては、しっかりその方針や行動に対して反論し、その姿勢を正す関係こそが「真の友人」であり、本当の「外交」です。

今こそ、中国に対して「毅然とした態度」を取る政治家が必要な時はありません。

日本は長い歴史上、聖徳太子の時代、元寇の時代の時のように中国大陸との関係の中で、先人たちが努力して独立を保ってきました。

現代の日本を預かっている私たちもまた、日本の独立を守り、世界に貢献できるさらに素晴らしい日本を創り、後世へ伝えていかなくてはならないと考えます。