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2011/06/20 【これは危ないよ!多様化するテロ―インドネシア毒物混入、「本爆弾」水際で阻止】

【多様化するテロ―インドネシア毒物混入、「本爆弾」水際で阻止】2011年6月19日 産経より

対テロ戦の最前線であるアフガニスタンやパキスタンで、激しい爆弾テロが絶え間なく続く中、インドネシアでは人知れず、テロリストと治安当局との攻防が繰り広げられている。

テロが企てられては、その多くを治安当局が水際で防いでいるのだ。

両者の攻防を追うと、テロの動向と手法のトレンドがみえてくる。

最新のトレンドは、有毒のシアン化物を使った「毒物テロ」である。この毒物テロを企てたテロリスト7人が10日、首都ジャカルタで逮捕された。

7人は食料や、ミネラル・ウオーターのペットボトルに、注射器などでシアン化物を混入。それを警察署の食堂や、警察の寮に持ち込むことを計画していた。

治安当局は4日間にわたる「作戦」の末、容疑者を一網打尽にし事なきを得た。

だが、「毒物テロ」という手法に、テロリストが初めて手を染めたことに対する危機感は強い。

治安当局幹部は「テロ攻撃の新しい形態だ。毒物を用いたテロはいつでも、いかなる場所でも起こりうる」と警戒する。

つまり「爆発物よりも発見が難しい」ことが最大の難点であり、テロリストが毒物テロを画策した最大の理由もそこにあると、治安当局はみている。

7人の背景などは、つまびらかではないが「新しいテログループであり、他の組織には属していない」という。

イスラム系テロ組織ジェマ・イスラミア(JI)といった、老舗的なテロ組織の力が、治安当局の「掃討作戦」によって低下する中で、小規模グループの「新しい細胞」が台頭していることは、すでに指摘されているところだ。

彼らこそが、インドネシアにおいてはこれまでになかった新しい手法を、実行に移している主体である。

毒物テロが発覚する以前の目新しい手法としては、例えば、本をくりぬき、その中に爆弾を仕掛けた「本爆弾」があった。

この爆弾は3月、ジャカルタの警察関係者、イスラム穏健団体の本部などに送りつけられ、このときは4人の負傷者を出している。

ここ数カ月で治安当局はテロリスト数十人を逮捕、今月拘束された、バリ島爆弾テロ(2002年)の容疑者も含まれている。

こうした攻防は、「テロの多様化」という質的な変化に直面している。

引用、以上。

日本では、オウム真理教が起こした地下鉄サリン事件がテロ事件として代表的なものであり、中東などで起きているようなテロリストが暗躍する事件はあまり起きませんが、記事中のインドネシアなどの東南アジア地域、イラクなどの中東地域などではテロリストが暗躍し、テロ事件が頻繁に起こっています。

一番オーソドックスなテロ事件は自爆テロで、自爆テロとはイスラム教における「聖戦」の概念を悪用して、繁華街などで即席爆弾を爆発させる仕組みです。

繁華街などで爆発させるので、多数の死傷者が出たり、即席爆弾の威力が強いと建物が崩壊してしまうことがあります。

日本では、宗教対立に起因するテロ事件はあまり一般的ではないのですが、国際社会においてはテロ事件に対する対策は国際テロ組織アルカイダを含めて喫緊の課題となっています。

日本の政治家は、東南アジアや中東などのテロ事件にも注目し、世界の現状を知った上で、情勢判断をしていく必要があります。