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2018/07/10【医療現場に霊的な知識を】

 横浜市の病院で点滴に消毒液が入れられ複数の患者が殺害されたとみられる事件で、当時勤務していた31歳の看護師が逮捕されました。

 同看護師は、調べに対し「終末期医療の職場にストレスを感じていた」などと供述しているとのことです(※)。
 

 同病院は、治療しても回復の見込みのない患者を受け入れていましたが、いくら回復の見込みがないとは言え、同看護師の行為は許されるものではありません。

 一方、同看護師が本当にストレスを感じて犯行に及んだのかどうかは別として、終末期医療や終末期看護の現場では、多くの医療関係者がストレスを抱えていることは事実のようです。
 

 終末期と言われる患者は、遅かれ早かれあの世に旅立つことになります。

 心穏やかにこの世を去る人もいれば、そうでない人もいます。

 また、亡くなった方の家族も悲しみに包まれることでしょう。

 そうした現場に日々接している医療関係者は、仕事であると割り切れる人もいるかもしれませんが、多くの人は少なからずストレスを感じながらも気丈に職務に当たっているのではないでしょうか。
 

 ですから、こうした医療現場にこそこの世とあの世に関する霊的な知識が不可欠であると考えます。

 「死とはどういうことなのか」、「人の一生にはどんな意味があるのか」など、こうしたことに対する答えを持って終末期の医療や看護に当たることができれば、患者本人の不安も和らぐはずですし、医療関係者自身のストレスは減るはずです。
 

 西洋医学をはじめ現代の科学の主流では、あの世の存在を証明できていませんが、世界中の主だった宗教は霊やあの世の存在を説いています。

 にもかかわらず、日本の医療現場では、ほとんどの場合、医療機関側から積極的に宗教的なアプローチを行うことはタブーとされています。
 

 医療の現場でも、霊的な知識や霊的人生観の大切さを見直すべきではないでしょうか。

 ※:7月9日付NHKニュースhttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20180709/k10011524961000.html?utm_int=news_contents_news-main_005