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2018/04/03【富の築き方を知っていなければ国を豊かにできない!?】

 衆議院議員の資産が公開され、1人当たりの平均額は約2千9百万円となっています(※)。

 主な政党別では、自民が約3千7百万円、立民が約1千9百万円、民進が約2千5万円、共産が約5百万円などとなっています。

 また、主な党首は、安倍首相が1億396万円、立民の枝野代表が132万円、共産の志位委員長が1千148万円などとなっています。

 この他に資産ゼロの議員が70人いるとのことです。
 

 今回、公開対象となった資産には、現金や普通預貯は含まれていないので、公開する意味がどの程度あるのか議論の余地はありますが、公開された資産を額面通りに受け取れば、議員間で資産規模に大きな開きがあることが分かります。
 

 「私の資産が少ないのは、国民のために費やしたからで、清貧さの現れなのだ」と言う考え方がある一方で、「自分の資産さえ築けない人物が、国家国民を本当に豊かにできるのか」と言う考え方もあります。
 

 「政治家」と言うと私腹を肥やしているというイメージが未だにあり、高額の資産を公表すると、嫉妬の対象にもなるため、意図的に資産を少なく見せる政治家もいるかもしれません。
 

 しかし、毎月、親から数千万円ももらっていた元首相もおられましたが、そういう方は別として、やはり資産の築き方を知っていなければ、国家国民を豊かにすることは難しいのではないでしょうか。
 

 左翼的な考え方のように、「富は資産家が勝手に築くのであって、自分たちはそれを如何に召し上げて使うかを考える」というのでは、その先に待っているのは「貧しさの平等」です。

 ※:4月2日付NHKニュースhttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20180402/k10011387951000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_015