平昌オリンピックに合わせて、北朝鮮の金正恩委員長の妹である金与正氏と、ナンバー2とされる金永南最高人民会議常任委員長らが韓国を訪れています。
文在寅政権発足後、文在寅政権をほぼ無視してきた北朝鮮が、破格とも言える高位の代表団を韓国に派遣する背景には、政治的な思惑があることは明らかです。
韓国の文在寅大統領は、オリンピック期間中に北朝鮮の代表団と会う機会を設けることになっていますが、その機会に北朝鮮側が直接、文氏に要求を突き付けてきた場合、果たして文氏は断ることができるのでしょうか。
北朝鮮側が、まさか恫喝するようなことは無いでしょうが、懇願するような態度で臨んだ場合、文氏は要求を受け入れることになるのでしょうか。
北朝鮮の代表団を、文大統領は諸手を挙げて歓迎している様子ですが、これら全てが北朝鮮のペースで物事が運んでいるように見えます。
文氏は心情的には親北朝鮮と言われており、南北融和と米韓同盟のどちらを取るかという究極選択を迫られた場合、北朝鮮を選ぶこともあり得るのでしょうか。
もしも、その様な事態になった場合には、極東情勢は一変し、日米の戦略は想定外の大幅な見直しを迫られることになります。
文大統領は、いわゆる従軍慰安婦の問題に関する日韓合意について、国内向けには「合意で問題は解決しない」とする一方で、日本に対しては「合意の見直し要求はしない」とし、矛盾する対応をしています。
ポピュリスト的な傾向や、八方美人的な傾向が現れています。
しかし、文氏のこうした傾向性は、幸福の科学の大川隆法総裁によって、文政権発足直後に降ろされた文在寅大統領の守護霊霊言(※)で強く示唆されていました。
今後の朝鮮半島を占う上で、この霊言は欠くことができない内容となっています。
※:大川隆法著『文在寅 韓国新大統領守護霊インタビュー』幸福の科学出版http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1860