国連の事務次長が北朝鮮を訪問し、米国との対話を呼びかけた模様です。
これに対し北朝鮮は、従来通り、核や弾道ミサイル開発の放棄を前提とした話し合いには応じない姿勢を示したものと思われます。
米朝衝突が現実味を増す中で、国連として何とか事態を打開したいという思惑が現れています。
日本国内でも、「軍事衝突を回避するために圧力強化一辺倒ではなく、もっと話し合いの道を探るべき」との意見があります。
では、過去の北朝鮮の対応を振り返ってみるに、「話し合いは北朝鮮に時間的猶予を与えるだけだった」ということが分かります。
これに対し、「時間的猶予を与えるだけだとしても、武力衝突を回避できるのであれば、それが正義だ」という考え方があるかもしれません。
確かに、武力衝突を回避できれば、それによって人命が失われることを防ぐことができます。
ただ、現在の北朝鮮の体制が続く限り、2千万人余りの北朝鮮国民の死と隣り合わせの過酷な生活が続くことを意味します。
同時に、周辺国に対する北朝鮮の脅威が残るということも意味します。
そう考えると、12月7日に行われた幸福の科学の大川隆法総裁の大講演会「愛を広げる力」でのある言葉が強く思い出されます。
それは、「正義のために平和があるのではありません。平和のために正義はあるのです。未来において新しい平和をつくり出すために、正義が要るのです」という言葉です(※)。
これは、大きな愛に裏打ちされた勇気に溢れた言葉ではないでしょうか。
表面的な正義では、それによって苦しみが続き、失われる命があります。
トランプ大統領もそれを知って、様々な対応を検討しているのではないでしょうか。
※:12月7日付The Liberty Web http://the-liberty.com/article.php?item_id=13877